マーケティング

WEBメディアとマスメディアにおけるマーケティング戦略の違い

ゾズが見てきたWEBメディアがバカにされた時代

本題に入る前に、ボクが見てきたライターとしての歩みについてお話をさせてください。※少し長いですが、メディア論にも絡んでくるのでぜひお付き合いください!

1990年代以前は、中小企業やフリーランスの人がホームページやブログを運用していることはまだまだ珍しく、大手企業や超活躍しているフリーの人を除いては、WEBサイトが標準装備とは言えませんでした

時が進み、ボクが25才のときに未経験で正社員のWEBライターに転職した2008年当時でも、WEBライターという職種自体が生まれたばかりのタイミングであり、新聞や雑誌を戦場としている紙媒体ライターやコピーライターからバカにされたりナメられたりするような時代でした。

まあ、紙よりもWEBのほうが門戸は広く開かれていたので、実力がない人も多かったという要因はあるんですけど、ボクは駆け出しWEBライターの分際ながら「何くそ!WEBライターをナメんなよ!負けないぞ!」という気概で毎日ライティングしまくり、先輩ライターからもフィードバックをもらいながら、文章力の鍛錬に努めていました。

ライティングチームでは『標準 校正必携』や『朝日新聞の用語の手引き』など、紙媒体の基準を採り入れていたので、WEB畑でガラパゴス的にやっていたわけでもなかったし。

幸運なことに、ボクが入社した渋谷のホームページ制作会社(ベンチャー企業)は社員の平均年齢が当時で27歳くらいで年功序列がなく、デキる人間がどんどん役職上がるような風土でした。まさに、ドベンチャーの良さ。

WEBライティングチームという、ライターだけの組織も業界的にも珍しく、WEBライターを志す人も少なかったことから未経験転職者も多く、手前味噌ながら本当にこの会社に転職して良かったなと思いましたし、今でも振り返って思うところです。今は上場したので、さすがだなぁと感心しています。

2020年現在では、ホームページを持つのは企業なら当たり前ですし、個人事業主でもホームページを開設しているし、ブログにおいては中高生でもやっていて、キメラゴンさんぴよめっとさんなどのトップブロガーは月収100万円以上稼いでいる時代になっていて、本当に時代は変わったなぁと思っています。
※テキストリンクつけておくので、中学生・高校生で稼ぎたい人はTwitterアカウントのフォロー推奨です

今や、WEBライターをバカにする人もほぼ絶滅したのでは?と思います。2008年当時の電通のインターネット広告費の推移を見ても、インターネットが右肩上がりなのは明白なシナリオでしたからね。紙媒体しかできないライターの価値も当然下がるわけで、「息してる?」という状況なんじゃないかと思います。

長くなりましたが、ここから本題に入っていきましょう!

1.WEBメディアとマスメディアの違いって何?

WEBメディアとマスメディアの違いについては、あまり語る人が多くないと思っていますが、その理由としてはメディア特性を正しく理解している人が少ないからだと考えます。

正直なところ、ボクは紙媒体の制作経験といえばパンフレットやリーフレット程度で少ないのですが、WEB畑にいながら紙媒体のライティング作法を学んできたので、WEBメディアとマスメディアのメディア特性を語れるというわけ。

まずは、改めて各メディアの定義から見ていきましょう!

【メディアの定義】

マスメディア=TV、新聞、ラジオ、雑誌

WEBメディア=ホームページ、ブログ、SNS、メディア

※ポータルサイトもメディアに入れていいかなと考えます

メディア特性を語るうえでは具体例があったほうがわかりやすいので、ボクの得意領域であるキャッチコピーを取り上げながら、以下で解説していきますね! まずはマスメディア特性からいきましょう!

キャッチコピーで捉える「マスメディア特性」

▼マスメディアらしいキャッチコピー

カラダにピース(カルピス)

すぐおいしい、すごくおいしい(日清食品/チキンラーメン)

一瞬も一生も美しく(資生堂)

お金で買えない価値がある(Master Card)

お口の恋人(ロッテ)

うまい、やすい、はやい(吉野家)

NO MUSIC,NO LIFE(TOWER RECORDS)

解説すると、上記はセールス目的のキャッチコピーではなく、商品の認知やイメージUPなど、ブランディング目的が強いキャッチコピーという印象。でも、これこそがメディア特性にあったターゲットへの正しいアプローチなんです。

2.メディア別ターゲットの違い

  • TV・・・不特定多数
  • 新聞・・・不特定多数
  • ラジオ・・不特定多数
  • 雑誌・・・絞られた読者
  • HP・・・検索した人

厳密にいえば、エリアでの絞り込みはありますが、各メディアのターゲットは大きくこのような違いがあります。雑誌に関しては、年齢や趣味などわりとターゲットが絞られており、マスメディアに含まれるもののターゲットの狭さでいくと、ホームページなどWeb寄りといえます。

メディア特性をマトリクスにすると以下のイメージ。

メディア特性マトリクス

【マトリクスの見方】
縦軸のターゲットの広さ・狭さはいわゆる需要の大きさ。
横軸のフローは、流動的なメディアか、蓄積的なメディアか。

TVや新聞、ラジオなどのマスメディアの位置と、雑誌やHPの位置の違いがイメージできたかと思います。HP(ホームページ)の位置を見ると、ターゲットが狭く、蓄積的なメディアという立ち位置だとわかります。

3.WEBメディアの最大の特性は「検索」

当たり前ですが、WEBメディアにあって旧来のメディアにはない最大の特性が「検索」すること!

検索キーワード自体が需要そのものであり、GoogleやYahoo!でググった時点で絞られたターゲットがホームページやブログ、SNS、メディアなどに自然検索流入として入ってくるわけです。

TVや新聞、ラジオなどのマスメディア

新聞、ラジオなどは、大衆向けにアプローチし、
興味度を無視して受動的なターゲットに向けた広告を打つ。

→だから、インパクトが大事。良いイメージを付ける。

ホームページやブログなどのWEBメディア

一方、WEBは検索した人にアプローチするため
興味度が高い能動的なターゲットに向けた広告を打つ必要がある。

→だから、具体性が大事。独自の強みを伝える。

あなたWeb(ホームページ、SNS、ブログ)は、
具体的なキャッチコピーで訴求できていますか?

ユニークな内容が含まれていますか?

競合と差別化が図れていますか?

4.競合差別化には、敵を知ること

競合のWebをチェックし、キャッチコピーや強みをリストアップ

同様の強みや、上回る強みがあれば必ずWebに反映させる

※やりがちな間違い
業界では当たり前と思いこんでいることも、お客さんは知らないこと。書いてないことはやっていないと思われる。だったら、書いておきましょう! 3社を比較検討する場合に、あなたのホームページに載っていないことがあれば他社に選ばれるチャンスを与えてしまうリスクがありますからね。

★ゾズのこぼれ話★

インターネット普及以前は、要するにPCやスマホで検索することがなかったわけです。スマートフォンも当然なく、昔は携帯電話やPHS(通称:ピッチ)。液晶画面がカラーになったのに感動し、開閉式のパカパカケータイからフラットなiPhoneが登場してびっくり仰天し、iモードからGoogleなどの検索エンジンが利用できるようになった歴史を見てきました。

中高生は、何それ?って感じでしょうけど、その前はポケベルという文字だけを送るデバイスでしたからねw ネットで検索できないから、友達の口コミか、TV番組やCM、通販番組、お気に入りの雑誌での情報がすべてだったわけです。

TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSもなく(日本で生まれたmixiはありましたが)、食べログやホットペッパーもない。Amazonや楽天市場もない。商品やサービスのリサーチもかけられないから、友達や好きな芸能人が使っていることが信頼性のモノサシであり、すべてだったんです。競合商品とのスペックの比較検討もしなかったし、具体的な売り込みをしなくても、イメージUPのアプローチでモノが売れた時代だったんですよ。

いかがでしたか?

WEBメディアの特性やプロモーションの方向性は理解できましたか? こちらの記事はYouTubeチャンネル「コピーライティング大学」でも動画にしてあるので、時間があるときにでもぜひあわせて観てみてくださいね。

 

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