SEOって何から勉強すればいいの?
SEO対策して検索順位を上げたい!
でもどこから勉強したらいいの?
何でもそうですが、せっかく勉強するなら効率よく学びたいですよね? 教科書にステップがあるように、SEOも学ぶ順番で大きく吸収の仕方が変わってきます。
スポーツもプロ選手をコーチに付けたほうが早いのと同じこと。ボクはSEOを2008年から勉強し続けていてあなたに時短でノウハウを注入できるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
今回の記事では、これまでほとんどSEO対策をしてこなかった人や、自己流でやってきたけれど基礎からしっかり理解したい人に向けてレクチャーします。
少し知識がある方なら、パンダアップデートやペンギンアップデートなどのアルゴリズムの変化で検索順位がダウンすることが怖いという人もいるでしょうが、SEOの原理原則である根っこの部分は変わりません。
SEOは競争です
本題に入る前に、前提を少し話させてください。
狙ったキーワードで検索される他のサイトに勝った数だけ検索順位は上昇します。そのため、競合調査が最優先です。敵を知り、己の位置を知り、間合いを詰めて、抜き去ればいい。考え方はシンプルです。
Googleはユーザーファーストの考えのもと、より役立つサイトが上位表示されるように、検索エンジンを目指すためにあらゆるアップデートを行ってきました。ある意味、検索ユーザーのための正当な競争結果を追求し続けているといえます。
ベニスアップデートやモバイルファーストフレンドリーなどはご存じの方は多いと思いますが、SEOの歴史を語るうえで欠かせない代表的なペンギンアップデートとパンダアップデートについて押さえておきましょう!
ペンギンアップデート
他のサイトにリンクを設置してもらって獲得する被リンク(バックリンク)が多ければ、コンテンツの質が低くても上位表示される問題を解決するために2012年4月に実施されたアップデート。
ブラックハットSEO(逆はホワイトハットSEO)と呼ばれるGoogle規約違反となる悪質な被リンクやウェブスパムを取り締まるためためのアルゴリズムです。
※ホワイトハットSEO・・・ブラックハットSEOの逆で、Google規約を遵守したSEOのことを指します
ただし、品質の高い被リンクによるSEO対策は今でも十分に有効です。被リンクによるSEO外部施策についてご興味があれば、こちらの記事を読んでみてください。
-
【見ないと損する】被リンクでSEO効果を期待できる中古ドメインの選び方
続きを見る
パンダアップデート
キーワード含有率が高ければ、コンテンツの質が低くでも上位表示される問題を解決するために2012年7月から実施開始されたアップデート。
何度かアップデートを繰り返しており、2020年4月現在は他サイトのコピペは当然NGながら、ちょっとリライトしただけのオリジナル性に欠けたコンテンツは検索順位がダウンする評価がなされます。
1.競合をふまえた「網羅性」
網羅性というのは、検索ユーザーにとって過不足ない情報を網羅して伝えられているか?というポイントです。あなたがググったときに抜け漏れなく、1つのサイトで満足のいく情報収集ができたら助かりますよね? 化粧品でいうとオールインワンジェルみたいなイメージ。ホームページやブログを読むユーザーを想像し、情報に偏りなく、他サイトを見なくてもココで十分!と思われるようなコンテンツづくりを目指しましょう。
■SEO対策のコツ~網羅性~
網羅性があるサイトを目指すためには、敵を知る競合サイト調査と検索ニーズを知るキーワード調査が必須です。慣れるまで時間がかかるかと思いますが、ブログ1記事あたりにつき、2時間くらいを目安に調査してみましょう。
1.競合サイト調査
GoogleやYahoo!経由で自然検索流入を狙いたいキーワードは何ですか?
その対策キーワードを実際に検索し、上位表示されているサイトをチェックしましょう。上位表示できているサイトは膨大な被リンクでもしないかぎり、網羅した情報を載せています。参考にして、上位10サイトを網羅した情報を載せれば、確実に検索順位は近づいていきます。
★ポイント★
上位表示されているサイトの中にいくつか個人ブログなどで、質量ともに圧倒的な記事でなさそうであれば努力によって追い抜けます。ただし、楽天やAmazonなど巨大ECサイトや、ポータルサイトなどが上位表示されている場合は、SEO対策を講じても狙ったキーワードでの上位表示をあきらめたほうがいいケースもあります。
2.キーワード調査
まずチェックすべきは、GoogleのサジェストとYahoo!のサジェストです。
サジェストとは、ググるときに検索窓にキーワードを入力したときにプルダウンで表示される、掛け合わせの検索候補キーワードのこと。みなさんも無意識にサジェストされたキーワードを検索したことがあるのでは? サジェストは検索ニーズそのものであり、また検索数の増減によって変動する部分なので、定期的にググって確認し、狙いたいキーワードの関連語(共起語)を含むコンテンツを追加していきましょう。
-
Google検索順位UP!のためのSEO対策キーワード選定方法
続きを見る
ボクが運営しているYouTubeチャンネル「コピーライティング大学」では、ニーズの調べ方をお話ししているのでぜひお時間あるときにでもご覧ください。
※動画内で超便利なキーワード検索ツール(無料)も紹介しています
2.競合にはない「独自性」
独自性とは、競合サイトにはないオリジナル性の高いサイトかどうか?という部分。他のサイトのコピペや焼き増しのようないわゆるコピーコンテンツでなく、オリジナリティが高いユニークコンテンツであることをGoogleのSEOアルゴリズムでは評価します。ライティングの際には参考サイトをもとに執筆すると思いますが、リライトの際は部分的に参考にしつつ、他のサイトに書いていない情報を伝えることを意識することが大切です。
■SEO対策のコツ~独自性~
独自性があるサイトには、「一次情報」や「体験談」が必ず織り交ぜられています。何かの使い方や手順説明などの記事ほど、ロボットが書いているような文章になりがち。マニュアルのようなテキストであるほどオリジナリティに欠け、読んでいて面白みがなくなります。SEOの検索順位を上げて上位表示させたいなら、丁寧な手順説明にプラスしてオリジナルコンテンツを加えて仕上げていきましょう。
1.一次情報
あなた以外の誰かから仕入れる情報は二次情報ですが、あなた自身が取材や撮影でとりまとめたテキストや写真素材は一次情報からつくられたものであり、オリジナルコンテンツです。参考サイトのつぎはぎでつくったサイトよりも、時間をかけて取材したインタビューコンテンツやインターネット上にはないオリジナル画像はできるかぎり挿入したいところです。
2.体験談
自分自身のエピソードは他人には決して作れないオリジナルコンテンツです。あなたの職歴や仕事内容、過去の失敗談・成功談、紆余曲折を経てようやく達成したブログでの月7桁収益化などのストーリーは読み手が人間であるかぎり、好まれます。あなたにしか書けない体験談を入れていきましょう。また、一般論だけでなく、独自の見解なども織り交ぜていくとよりオリジナリティが高まりますよ。
3.競合に勝る「専門性」
網羅性、独自性はどちらかというと古くからのSEOでは定石ですが、専門性の概念は今まさに重要視されてきており、ボク自身の予測としても専門性が高いサイトこそが上位表示されやすくなると考えます。
Googleが公開する検索品質評価ガイドラインの中で、「E-A-T」という評価基準を明記しており、Expertise(専門性)をはじめ、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)がGoogleが求めるSEO評価基準において非常に重要であることを伝えています(頭文字をとってE-A-Tと呼ばれます)。
ただ、権威性や信頼性は専門性が高ければ自然とついてくるものなので、E-A-Tのなかでは専門性だけを押さえておけばOKです! 権威性や信頼性については、知識として頭に入れておく程度で大丈夫です。
■SEO対策のコツ~専門性~
専門性が高いホームページやブログを作るには、情報を掘り下げて質を高めるために専門用語を入れていくことや、その道のプロフェッショナルである専門家のインタビュー内容や監修した権威性があるテキストを盛り込んでいくといいでしょう。
1.専門用語を入れる
読み手となる検索ユーザーの理解度によっては専門用語は避けたほうがいいのでは?と思われそうですが、ズバリ専門用語は入れるのが正解です。初めてふれる言葉かも?と思ったなら、注釈を設けるなど丁寧に説明してあげればOKです。カタカナ用語を毛嫌いする必要はなく、専門用語を入れつつわかりやすく説明し、理解を深めさせて読み手がレベルアップできる情報にまとめてあげましょう。
2.専門家を登場させる
たとえば、家電製品を紹介する記事であれば「家電ライター」に監修してもらうなど、専門家による推奨コメントや一般人には伝えられない独自の解説などはまさに専門性を高めます。専門家の調査やアサインの手間や報酬の支払いは発生しますが、試す価値は大いにあります。また、顔出しをしたほうが良いとも言われ、イラストよりも顔写真のほうが良いという説も。
金融や医療ジャンルについて
Googleの検索品質評価ガイドラインでは、YMYL(Your Money or Your Life)という定義があり、金融や医療など生活やお金に関するホームページにおいては、より信頼性を重視することを明記しています。金融や医療は生きていくうえでも重要度が高いジャンルであり、Googleの検索ユーザーがより適切なサービスを受けられるように、注視してくれているともいえるでしょう。
下記のようなYMYLに関連するジャンルの情報を載せるときには、他ジャンルよりも意識的にテキストやグラフデータの引用元を明記するなどの工夫をしておくことをオススメします。
YMYLの関連ジャンル
ECサイト、銀行や証券会社などの金融機関、決済、財務、医療、法律、公的情報など
4.オススメSEOプラグイン(無料)
WordPressのプラグインのなかに、「All in One SEO Pack(オールインワンエスイーオーパック)」というSEOに特化したプラグインがあります。meta情報を簡単に設定できたり、SNSのOGPタグを最適化できたり、XML Sitemapをいじれたり、とても便利でSEO対策には有効なのでぜひプラグインの導入をオススメします。
※アフィンガー5など、SEOの内部施策がデフォルトでできているWordPressの有料テーマは導入しなくて大丈夫です。
-
WordPress有料テーマ「AFFINGER5(アフィンガー5)」を購入者視点でレビューしました
続きを見る
いかがでしたか?
SEOは水物とも言われますが、不変的にGoogleからこれからも愛されるコツはあります。万が一、今後どんでん返しのような大幅なアップデートがあれば情報を訂正しますが、半永久的に使えるノウハウだと思うのでぜひあなたのホームページやブログに活用してください。
また、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。よろしければ、Twitterでメンションを付けて感想などいただけるとうれしいです。SEOでこんなことが知りたい!などもあれば、リクエストに応えますので、お気軽にどうぞ!